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酒川郁子・魚を食べたり、釣ったりする漫画家です。ととけん1級。ikuchinook☆gmail.com  ☆を@に替えてね!更新は主にFacebookです。


by munzu
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白愚痴/シログチ イシモチ

白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21344038.jpg台風一過。当分引きこもり。変化のない日々。
イシモチを買ってきた。一匹298円。立派な値段。標準和名はグチ。釣り上げると浮き袋でグーグー音を出してそれが愚痴を言ってるようだとか。東京湾にもたくさんいてキス釣りの外道でよく釣れる。専門船も出たりするな。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21344224.jpgそれにしても大きいな〜。今までで最大だ。下の魚は太ってもうグチの形をしていないぞ。子持ちなのかな?
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_2134449.jpg・・・と思ったら上の細い方が子持ち。大きな子が入っていた。
下の魚は小さな白子。
胃がふくらんでいたので開けてみるとシコイワシ?かな魚が何匹も。それからシャコの爪かな。イシモチはフィッシュイーターだったのか?シャコも大きいぞ。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21344670.jpg砂底にすむ魚でカニやゴカイなんかを食べているのだと思っていたがこのくらいの大きさに成れば、魚食なのか。手前の骨の長さからすると相当大きな魚だ。シーバスの腹から出てきそうな大きさ。
ぼよんとした風貌のくせに相当活発な奴だな、知らなかった。
仲間のオオニベなんていう巨大魚はルアーの対象魚だしな。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21345211.jpg今日こそは刺身で食べよう。鮮度の落ちやすい魚でなかなか刺身に出来そうなイシモチを買ったことがなかった。開けたとたん、これは行けそうだ〜と。

熱したフライパンにジューッと押しつけ、皮目を焼いた皮付きと、皮なし。
見るからに脂があり美味しそう〜。

思った通りしっとりとして旨みがありすばらしく美味しい。とてもきめ細やかな身だ。驚愕の旨さ。ここいらで釣れる小さなイシモチではこうはいかないだろうな」。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_2135053.jpg子は煮付け。味は魚卵の味だけど粒が小さく舌触りがいい。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21345088.jpg残りは野菜と一緒にクリーム煮。癖のない白身魚でどんな料理にでも合うね。






白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_21345541.jpgネタもないし、大きなイシモチなので石を出してみようか。名前の由来は頭の中に石があるから石持。石首魚ともかくようだ。親指の先に大きな丸い骨がある。この中に石が入っているよ。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_2135398.jpgクリーム煮の出汁を取った後の残骸だ。
首の所に大きな丸い骨。中身は耳石。身体の平衡を保つ役割をするそうだ。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_2135163.jpg中心を挟んで左右に一個ずつ。でた!キレイな砂浜の石みたい。中身が詰まって骨よりずっと重い。本当に石だ。いろんな魚のを集めて耳石コレクターに成ろうかな。
白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_2135795.jpgこんな感じ。

白愚痴/シログチ イシモチ_b0068687_23103446.jpg

by munzu | 2011-05-30 22:15