銀宝/ギンポ デッカ丼をつくる
2011年 05月 24日
下の動画は映画ブレードランナーの一部。その後のクリエーターに大きな影響を与えたSF映画でもちろん私の心の映画でもある。世紀末な感じがしたが新世紀になってもう10年以上か。
ブレードランナーであるデッカードが屋台で何か食べ物を頼んでいる。「二つで十分ですよ」『No、two、two fore』「二つで十分ですよ、分かって下さいよ」店主の怪しい日本語が話題だった。二つづつ4個くれと頼んでいるのはいったい何か。結局手元は映らず何を食べたか謎のままだった。海老天だと言われていたが一昨年正体が判明。編集前の映像が公開された。
これ。
魚!なんだこのおかしな丼は・・・。不味そう・・・
その後これはデッカ丼と呼ばれている。
食材としてはドンコか冬のヒネハゼが一番手に入りやすいかなあ。でなければ堤防で大きめのイソギンポでも釣れることがあったらやってみようと思っていたのだ。
そして見つけたのがギンポ。ぱっと見全然にてないけど近いかな。これも堤防や磯場で結構簡単に釣れるが食材としては超高級魚だ。江戸前天ぷらの逸品である。茅場町の天ぷらの名店みかわで頂いた事がある。磯の魚らしいはっきりとした味と旨味のある魚だ。ギンポばかりを頼む人がいるらしい。ギンポを前にしたらシロギスなどどうでも良い。
3匹で400円也。ぬるぬるなくせに骨が硬く捌くのが難しい。目打ちでもすれば良いんだな。後で気がつく。
しかし何というかわいさ。
とりあえず刺身で食べる。ぷりっぷりだ。もの凄く脂があり素晴らしく美味しい!タカベの刺身とかそんな感じの脂ののりと旨さだ。驚愕!
そして・・・・デッカ丼だが、煮魚丼かと思いきや、踊り串が打ってあるようなので焼き物か?塩焼き&出来上がりに砂糖醤油など塗ってみた。白ご飯に青菜。生っぽい青菜だがちょっときつそうなので表面以外はさっと湯がいた。ほうれん草にカキ菜、プランターのルッコラ、花形ニンジン。
ギンポは素晴らしく美味しい。焼いてる途中から脂がぽたぽた落ちる。皮が固いが旨味がある。骨が多く大変。塩焼きは向かないな。
ギンポなら二つより、4つ欲しいところだ。
似てるかな。うむむむ〜。もっと似た魚が手には入ったら再度挑戦しよう。