伊佐木 鶏魚 / イサキ
2012年 07月 14日
本八幡の釣り道具で店主とドラワカの作戦会議。釣りよりも作る方が楽しみ。素材のチューブを仕入れて、帰りにクィーンズシェフに寄る。いつも何かしら丸のまま鮮魚がディスプレイの代わりに置いてあるから。
本日は大きなホウボウと,マダイ、アジに関イサキ。隣にはパックの普通イサキもあったが1580円と3倍の高さだ。以前、少し小ぶりなのを1980円で買ったので安いと思ってしまう感覚の麻痺は怖い。
ブランド魚、関イサキ、このラベルが付いていてこそ。関アジ、関サバのあそこだ!豊後水道の瀬で育った身の引き締まった魚たち。
このラベルは大分の佐賀関漁協で上がる厳選された証しでシリアルナンバー入りだ。
裏に返すと、絞めた跡もある。何とも高級感〜。
立派な子持ちだった。だから幅が広かったんだな〜。身はじっとりと脂がのって食べる前から美味しそうだ。良い魚は触っただけで美味しいと解るね。
やはりお刺身しかないだろうな。この関イサキを食べると素材の差を思い知らされる。イサキ自体美味しい魚なのだが、これは格別だ。
脂があり、プリッと弾力があり、なんとも風味が強い。旨みが強いのが他のノーブランドイサキと違う気がする。
値段の高さは伊達じゃないなあ〜と。
半身は塩焼き。ネギとポン酢と醤油を合わせたタレで。甘みがあって素晴らしく美味しい。しかし何が旨いって子が美味しかった。魚卵は入っていれば必ず食べるが、どの魚もそんなに味の差はなくて「魚卵の味」だ。
このイサキ子はきめが細かく味があって最高!でございました。
そしてアラ汁も。あらも長く出汁を取って、カスカスになってしまうところが脂があって柔らかく旨い。骨までしゃぶっていただきました。