マルタウグイを自家調達2012
2012年 04月 21日
ついにこの日がやって参りました。先週の雨から一週順延、私の風邪もほぼ全快し天気も曇りで風は弱め、概ね良し。
多摩川の春の風物詩マルタウグイ釣り、昨年からの念願、最大のイベント!!多摩川のマルタウグイを食べる会であります。
朝起きたところで多摩川先発組からメール。すでに食材確保のこと。(昨年のヤマベ会では8人いてヤマベ4匹という貧果であったため心配されていた)
慌ててサラダを作り,プランターのイタリアンパセリをたくさん摘んで,包丁に鍋に油その他諸々を持って出掛ける。
皆さん釣っているぞ。そして生け簀にはマルタが5本ほど。
漁協の組合員さん含め、総勢16〜7人かなり本気な興味を持って集まっている。かつては進物に使われたというマルタ。川が汚れ、魚の棲まない時代もあったが、人の手で再びマルタウグイも鮎も大量遡上するようになった多摩川だ。中流域に流れている水のほとんどが下水処理場の処理水だとしても多くの命を育んでいるのだな。
オス2匹メス一匹に犠牲になってもらった。
捌く傍らで,魚類学の先生が内臓の構造などについて講義。専門家多い。勉強になるなあ〜。
身の色は綺麗です。汽水域に住むマルタウグイ、鯉のようでもあり,スズキのようでもある。東京湾奥、 セシウムや化学物質など心配されるところでもあるが、まあその辺は自己責任で。
皮を引き身だけにするよ。(私はこの時点で生を少し試食・・)いくつか料理が出来るよう調味料など持って来たが唐揚げオンリーに決定。
ハーブソルトに臭い消しにカレーパウダーをまぶし,片栗粉をつけてじゃんじゃん揚げます。身の水分をなるべく飛ばし、からっと揚がるようやや長めに。
どうかな!とても美味しそう。シャンパンなど開けて、川の恵みに乾杯だ。
興味深げに、おそるおそる皆手をだし、口に運んでみる。
口に入れた瞬間は唐揚げの味だ。ふわっとしていて食感も良い,揚げ方も上手いじゃん、そして・・・・・・
キターーーーーー!
たまらない川の味というか、石けんのようなというか、苛性ソーダというか、ケミカル臭というか。食べ物の味がしない。飲み込めない。不味いという域を超えている。
もう笑うしかないという感じで,新しい体験としておもしろがってくれているのが救い。
中には全然平気という人もいて、まあその辺は個人の味覚によるというか。
昨年も自宅で食べてみたが,こんなきつい味はしなかった。いわゆる川魚の泥臭い感じで,洗いにして食べてみたりもしたが、今年の魚は全く違う。締め方とか臭み消しがどうのとか料理法でどうにかなる限度を超えている
川の状態、棲む場所?いろいろな要因はあるのだろう。遡上中は餌も食べない,水も飲まない淡水魚なので、川へ上がって急にこの味になったわけではないだろう。こいつら品川の○○工場の温排水口にいたにちがいないとか話は尽きない。
チリソースなど味の濃いものをつけて皆3,4切れづつは何とか食す。オス、メス、食べ分けてみたが今回の個体、オスの方がマシだった。
メスの腹から出した大量の卵。このまま捨てるのも忍びないので味噌と醤油を足して火に掛けてみる。
去年はオスの白子を食べてみたがまあ、さして味のないものだった。
今年のメスは・・・?卵はメスのすべてが凝縮されている,と先生に脅し?をかけられる。
ちょっとえぐい感じになっているぞ。そのまま少しつまんで,またはバケットやクラッカーにつけて食べてみる。
うむ〜〜〜〜〜〜〜〜キターーー!身と同じだ・・・。凝縮されてる!
リッツ、カマンベールチーズ、マルタの卵、レモンという取り合わせ。見た目凄く美味しそう!!!見た目だけ。
口直しにと大量に摘んできたイタリアンパセリが結構な勢いで消費されていた。持って来て良かった〜。
一応タックルも持ってきたので一匹釣る。
都心を流れる清流、これで美味しい魚だったら川から一匹もいなくなってしまうよね。
そうじゃなくて良かったのかもw
たぶん飲み屋で、この話だけで2時間は持つだろう。そんな貴重でなかなか楽しい集まりでした。
皆様お疲れ様でした。また来年、リベンジしましょう〜〜。
ああ・・・口の中にまだ臭いが残っている感じ。
多摩川の春の風物詩マルタウグイ釣り、昨年からの念願、最大のイベント!!多摩川のマルタウグイを食べる会であります。
朝起きたところで多摩川先発組からメール。すでに食材確保のこと。(昨年のヤマベ会では8人いてヤマベ4匹という貧果であったため心配されていた)
慌ててサラダを作り,プランターのイタリアンパセリをたくさん摘んで,包丁に鍋に油その他諸々を持って出掛ける。
皆さん釣っているぞ。そして生け簀にはマルタが5本ほど。
漁協の組合員さん含め、総勢16〜7人かなり本気な興味を持って集まっている。かつては進物に使われたというマルタ。川が汚れ、魚の棲まない時代もあったが、人の手で再びマルタウグイも鮎も大量遡上するようになった多摩川だ。中流域に流れている水のほとんどが下水処理場の処理水だとしても多くの命を育んでいるのだな。
オス2匹メス一匹に犠牲になってもらった。
捌く傍らで,魚類学の先生が内臓の構造などについて講義。専門家多い。勉強になるなあ〜。
身の色は綺麗です。汽水域に住むマルタウグイ、鯉のようでもあり,スズキのようでもある。東京湾奥、 セシウムや化学物質など心配されるところでもあるが、まあその辺は自己責任で。
皮を引き身だけにするよ。(私はこの時点で生を少し試食・・)いくつか料理が出来るよう調味料など持って来たが唐揚げオンリーに決定。
ハーブソルトに臭い消しにカレーパウダーをまぶし,片栗粉をつけてじゃんじゃん揚げます。身の水分をなるべく飛ばし、からっと揚がるようやや長めに。
どうかな!とても美味しそう。シャンパンなど開けて、川の恵みに乾杯だ。
興味深げに、おそるおそる皆手をだし、口に運んでみる。
口に入れた瞬間は唐揚げの味だ。ふわっとしていて食感も良い,揚げ方も上手いじゃん、そして・・・・・・
キターーーーーー!
たまらない川の味というか、石けんのようなというか、苛性ソーダというか、ケミカル臭というか。食べ物の味がしない。飲み込めない。不味いという域を超えている。
もう笑うしかないという感じで,新しい体験としておもしろがってくれているのが救い。
中には全然平気という人もいて、まあその辺は個人の味覚によるというか。
昨年も自宅で食べてみたが,こんなきつい味はしなかった。いわゆる川魚の泥臭い感じで,洗いにして食べてみたりもしたが、今年の魚は全く違う。締め方とか臭み消しがどうのとか料理法でどうにかなる限度を超えている
川の状態、棲む場所?いろいろな要因はあるのだろう。遡上中は餌も食べない,水も飲まない淡水魚なので、川へ上がって急にこの味になったわけではないだろう。こいつら品川の○○工場の温排水口にいたにちがいないとか話は尽きない。
チリソースなど味の濃いものをつけて皆3,4切れづつは何とか食す。オス、メス、食べ分けてみたが今回の個体、オスの方がマシだった。
メスの腹から出した大量の卵。このまま捨てるのも忍びないので味噌と醤油を足して火に掛けてみる。
去年はオスの白子を食べてみたがまあ、さして味のないものだった。
今年のメスは・・・?卵はメスのすべてが凝縮されている,と先生に脅し?をかけられる。
ちょっとえぐい感じになっているぞ。そのまま少しつまんで,またはバケットやクラッカーにつけて食べてみる。
うむ〜〜〜〜〜〜〜〜キターーー!身と同じだ・・・。凝縮されてる!
リッツ、カマンベールチーズ、マルタの卵、レモンという取り合わせ。見た目凄く美味しそう!!!見た目だけ。
口直しにと大量に摘んできたイタリアンパセリが結構な勢いで消費されていた。持って来て良かった〜。
一応タックルも持ってきたので一匹釣る。
都心を流れる清流、これで美味しい魚だったら川から一匹もいなくなってしまうよね。
そうじゃなくて良かったのかもw
たぶん飲み屋で、この話だけで2時間は持つだろう。そんな貴重でなかなか楽しい集まりでした。
皆様お疲れ様でした。また来年、リベンジしましょう〜〜。
ああ・・・口の中にまだ臭いが残っている感じ。
by munzu
| 2012-04-21 19:29